金色のガッシュ！！～キャラ紹介 ゼオン編～
金色のガッシュキャラ紹介第3回 今回はゼオンについて語ります．
ゼオンについて早速迫っていきましょう！
金色のガッシュ！！
目次
【1. ゼオンとは】
ゼオンは魔界から来た王を決める戦いの参加者です．主人公ガッシュの兄であり，本名は「ゼオン・ベル」．常に冷静で頭の回転が速く，ファウードの存在にもガッシュ達より大分先に気づいていました．好物はカツオ節ですが，作中で食べているシーンはありません．ガッシュと同じく電撃の術を使用し，口からではなく手から電撃が出ます．
魔界にいたころは王である父からかなり厳しい訓練をかされていて，成人した兵士と組手のようなことをしている場面があります．ガッシュはバオウを継いでいたことから隠ぺいのため別の場所に住んでいましたが，ゼオンは自分に弟がいることに気づいていました．弟のことを父親に尋ねても「ガッシュの話はするな」と何も教えてもらえず，電撃できつめのおしおきもされてしまいます．ひどいですね．
ゼオンの頭の中でガッシュについての妄想ともとれる考えが沸々と湧いてくると同時にガッシュが学校では落ちこぼれ扱いされていること，バオウを継いでいることを知ります．ゼオンは自分が毎日厳しい鍛錬に耐えているのにガッシュがのうのうとした毎日を送っていることに激怒します．魔界の王を決める戦いの参加者が発表された時，当然ゼオン自身は選ばれていましたが，同時にガッシュも選ばれていました．これを期にゼオンの中でガッシュに対する恨みが爆発し，「バオウしか取柄のないガッシュがなぜ参加者に選ばれているのか」と強く感じてしまいます．
人間界に来て早々にイギリスの森でガッシュを発見し，本を燃やす代わりに記憶を奪うことでより強い苦しみを与えようとしました．というか与えました．
ゼオンは恐らくですがこの頃からファウードの存在に気づいており，どう使って遊ぶかを考えていたように思えます．実際，ファウード編ではリオウを圧倒して簡単にファウードの所有権を奪ってしまいます．
魔界のころの鍛錬のおかげか，術抜きの力が飛びぬけて強いです．肉弾戦だけでなく棒術なども得意とし，作中で後手にまわることは一度もありません．（バオウ・ザケルガに破れた時も満足そうな顔してましたしね．）術の威力も飛びぬけていて，同じ「ザケル」の術でもガッシュとゼオンでは大きく威力に差があります．
また，マントの効力を初めから理解しており，戦闘において自在に使用してきます．さらに瞬間移動のようなことが可能でマントを自分にまくと瞬時に別の場所へ移動することができます．これには特別な訓練が必要でガッシュは最後まで瞬間移動を使えるようにはなりませんでした．
【2.ゼオンのパートナー】
ゼオンのパートナーはデュフォーという青年です．デュフォーは幼少期からゼオンに出会うまでの日々を全て施設で過ごしており，そのエピソードは衝撃的です．清麿がリオウ戦で死を乗り越えてから宿った能力「アンサー・トーカー」ですが，デュフォーは施設に入った幼少期からこの能力を持っていました．そこに目をつけられたデュフォーは研究者達から金で買われ，施設に入ることになります．施設での日々は研究者から出される難問を解いたり，その時の脳波を調べられたりなどです．この能力は全ての事象に対して答えを出せるのため，これを利用して戦争の道具を作らされていました．
デュフォーは最終的に施設を脱出することに成功しますが，施設のある場所は南極であること，そして施設自体がデュフォーの脱出後すぐに爆発したことから生存が絶望的になります．そこへゼオンが現れ，爆風からデュフォーを守り，出会ったという流れです．デュフォーは生まれつきなのか施設での生活が長かったからなのかわかりませんが，物事の考え方が歪んでいます．自分の命もそこらの虫と不変であると考えており，いつ死んでもいいものと思っています．そのためファウードが日本を攻撃しようとしている最中も動じることなく，また止めようともしません．デュフォーとゼオン，この二人には冷静というより冷徹という言葉が似合うかもしれません．
ファウード編ラストのガッシュとの闘いで少しづつですが考え方が変わってきます．デュフォーのみならずゼオンにも変化が訪れますが，これを言葉にするのは難しいです．ゼオンはガッシュが見事バオウを制御した姿をみることで，デュフォーはそれに加えてゼオンの別れ際の言葉で大きく心動かされます．詳細はぜひコミックス28巻で！
ここまで読んでいただいて気づいたかもしれませんが，もともと魔物の中でも屈指の実力を持つゼオンと何でも答えがわかる能力をもつデュフォーが組んだら，強すぎると思いませんか．強すぎますよね．筆者はこの二人が作中で最強だと思っています．
【3.ゼオンの術】
ゼオンの術について書きます．ガッシュと同じ技もありますが一応全部書きます．
ゼオンはガッシュと違い雷は掌から出します．そのため自身での起動修正やフェイントなど戦闘をより複雑にさせます．雷の色は銀色で，威力はどれも段違いに高いです．
「ザケル」
ガッシュと同じ第一の術です．しかし同じなのは名前だけで威力や範囲はもはや別次元です．ガッシュとの対決ではガッシュのテオザケルを少しだけゼオンのザケルが突き破ってきます．もちろんデュフォーの的確すぎる指示もありますが，ここまで違いますかね．
「ザケルガ」
これもガッシュと同じ術ですが，やはり威力は段違いです．特に印象的なのがリオウ戦での使い方．リオウが術を放ちゼオンのザケルガを相殺したかと思われましたが，ザケルガは放たれ続けていて，そのまま叩き潰されてしまったシーンです．ガッシュのザケルガを見ているとその発動は一時のものであるように感じますが，心の力を出し消費し続けることで術の発動時間もコントロールすることができるようです．デュフォーの心の力への理解力もそうですが，なによりこの時のゼオンの笑い顔が恐ろしいですよね．
「テオ・ザケル」
またまたガッシュと同じ術…と言いたいところですが，初出はゼオンでしたね術．
ザケルの強化版みたいな術ですが，そもそもザケルの威力が段違いのゼオンが使えばどうなるのかはさっしがつくはず…．凶暴化したリオウが一撃で黒焦げになっている姿が印象的ですね．というかリオウさんボロボロだ．
ガッシュとの同時出しもかなりかっこいい．清麿とデュフォーどちらもアンサートーカーを使用して戦っているので術の出すタイミングまで同じなんですよね．
「バルギルド・ザケルガ」
ゼオンの手前に雷の柱のようなものを出します．一瞬の術ではなく，心の力を出し続けることで雷を維持できます．術のダメージも恐ろしいですが，本当に怖いのは恐怖が心に植えつけられることです．ゼオンはこの雷撃の恐怖を何度も呼び覚ますことでチェリッシュを操りました．チェリッシュがかわいそうで…かわいそうで…．まあこれのおかげもあって新術も出ていたのでよしとします．
「ジャウロ・ザケルガ」
ゼオンの手前に雷のリングが出現，その円周からいくつもの雷撃が飛んでいきます．
リオウの最大級呪文である「ファノン・リオウ・ディオウ」を貫通していることからも威力がとんでもないことがわかりますが，この術の強さは射程距離と追尾．
どのくらい射程があるのかはわかりませんが，広範囲をカバーできます．雷撃の飛ぶ方向はゼオン自身である程度操ることができ，その精度もすさまじいです．強い．
「レード・ディラス・ザケルガ」
ノコギリの刃がついた巨大なヨーヨーをだします。ヨーヨーだと知っていなけれは、到底ヨーヨーには見えない術です。バオウ・クロウと同程度の術なので「ディオガ」級か、それ以上の術でしょう。
「ラージア・ザケル」
「ラージア」の名を持つ術は範囲が広いことが多いです。「ラージア・ザケル」もその例から外れることなく、範囲の広いザケルといった感じです。ゼオンを中心とした全ての方向に雷撃を出します。威力も申し分なく、ディマブルクで増えたキャンチョメは一撃で消えてしまいます。
「ソルド・ザケルガ」
ゼオンの身の丈に合わない巨大な剣が現れます。ゼオンは通常の剣のように使用し、意図も簡単に振り回します。単純にカッコいいので私はかなり好きです。
「ジガディラス・ウル・ザケルガ」
ゼオンの最大級呪文です。術の発動と同時に顔と翼がついた巨大な砲台が現れます。砲台の周囲に雷のマークが数個ついており、その全てが点灯したとき砲台からとてつもない雷撃が発射されます。威力は「バオウ・ザケルガ」とほぼ互角で、雷撃の範囲もかなり広いです。雷撃が発射されている間、「zigaaaaaa」と術自体が叫びます。その点においてもバオウと対比されており、ゼオンとガッシュの因縁を感じさせます。
【4.まとめ】
いかがだったでしょうか．ゼオンとデュフォーについて少しは説明できたかなと思います．気になる方はぜひコミックスを読んでみてください．それではまた．
